純文学とは わかりやすく、大衆を相手にしない文学作品で特に新聞などに掲載されれば
即、通俗作家とみなしてよいでしょう。
ですから日本には純文学は少なく、純文学者も少ない。テレビに出るのは、ほとんど通俗作家ですね。
敬意を持たれるわけがない。見下すべき大衆を相手にしている時点で純文学でなくなる
のです。
ほとんどの出版社が求めているのは大衆作家です。
したがって日本では純文学は、ほとんどありません。
欧米でも、そんなに売れないのが純文学ですね。フォークナーでも、多く売れなかったんですよ。
ノーベル文学賞のフォークナー。
多く売れないのが純文学なのは世界共通です。これが一番わかりやすい。
マミーポルノと言われて大いに売れた作品が少し前にありましたが、あれは純文学ではない。
売れないものを扱いたい出版社は、あまりないんです。