冬の公園の静かな景色を味わえた昼だった。
空は晴れ間も出て、三月上旬のような気温を感じた。
福岡市中央区の公園でスーパーで買った弁当を食べる。ベンチだけの
公園が普通だけど、そこは椅子の前に正方形の小さなテーブルがある。
椅子は二つ、向かい合わせのものと椅子が一つだけのものもあり、
自分が座ったのは椅子が一つのものだ。
テーブルと言っても隙間のある木製のテーブルで、板を横に並べた
ものの板と板の間に隙間がある。
そこに弁当を置けた。ディープライスという岡山の会社の安い
スタミナドリンクも買っていたので、それもテーブルに置いた。
太陽が出て来ると暑さを感じた。
他のベンチに座っていた人たちは昼時なので、どこかに立ち去った。
そういえば今日は祝日だった。
今日も仕事で外へ出て、こんな日は公園で弁当を食べる方が自分は
いいと思ったし、その通りだった。
春は近いのか、と思えた福岡市だったのだ。
福岡市は二十年前は冬は寒かった。
十二月の福岡マラソンの日に雪が降った。でも去年の十二月は
雪はチラついただけ。
そして去年の十二月より、今年の一月の方が暖かい。
もう雪など見たくない。このまま春になってくれたらと思う
次第だ。