スウェーデンボルグの霊界日記は膨大なもので、
その一部を最近読んで面白いと思っていたし、真実と思っていた。
だが最近、よく考えてみると、どうもカントが批判しているように
空想ではないかと思われるのだ。
以前に読んだものでは天国と地獄に行ったという話。これも、よく
考えてみると、ある場所から地下への階段を降りて行くと
地獄があったという。
簡単に、そのような方法で地獄にいけるのか、と思うし、
肉体的に生きているのに霊魂だけが地獄を訪れる
のも不可能に思われる。
最近、読んだのでは他の惑星に行ったらしい。それも
変な箇所があるのは木星人の記述だ。
どの星でも主を信仰しているなども、どうかなと思われるし、
夢を見たのか、空想だろうと思っている最近の私だ。
少し以上に、がっかりしている。
スウェーデンボルグは科学者だった。
霊界について空想して楽しんで、いたんだろう。